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民医連関西初期臨床研修共通プログラム<2004年度>

◇内科・リハビリテーション研修(3ヶ月)

[獲得目標]

GIO(一般目標)

  1. 治療医学とは異なり、原疾患の如何によらず身に受けた「障害」を「評価」し、再び人間らしく生きてゆくことを「援助」する全人的復権の医療であるリハビリテーション医療を学ぶ。
  2. リハビリテーション医療におけるチーム医療と医師の役割を理解する。
  3. 一般的な神経内科疾患(脳卒中やパーキンソン病など)について診断、治療できる力量をつける。
  4. 高齢者、障害者の在宅療養を主治医としてコーディネートする力量をつける。

SBOs(行動目標)と方略

SBO−1 医療面接と障害の評価、リハビリテーション処方を出すことができる。
  1. 患者および家族と面接し、リハビリテーションに対する正確なニーズを聴取できる。
  2. 障害の評価方法をICIDH(国際障害分類)とICF(国際生活機能分類)とで理解し、評価することができる。
  3. 障害の予後予測を、指導医の指導のもとで立てることができる。
  4. チームの他職種に、ゴールと課題を明確にしたリハビリテーション処方を出すことができる。
  5. 障害受容を援助できる。
SBO−2 リハビリテーションチーム内の医師の役割を理解し、チーム医療を実践できる。
  1. リハビリテーションカンファレンスに参加し、チームの報告を聞いてそれをまとめ、課題と援助方針を出す事ができる。
  2. セラピストや、看護師、MSW、栄養士等の他職種と協同してリハビリテーションを進めることができる。
SBO−3 地域リハビリテーションの役割を理解し、在宅患者の主治医としてのコーディネートができる。
  1. 障害者、高齢者の家庭、社会復帰に際し、必要な在宅療養条件整備を整えることができる。
  2. 訪問診療でのリハ診療ができる。主治医として、疾患と障害双方への包括的医療ができる。
  3. ケアマネージャー、保健婦などと連携し、患者の社会生活をサポートできる。地域カンファレンスをコーディネートできる。
  4. 介護保険、障害者福祉の仕組みを学ぶ。
SBO−4 一般的な神経内科疾患の病態を理解し、診察、診断、治療ができる。
  1. 脳卒中、パーキンソン病、その他変性疾患、脱髄疾患、自律神経疾患等の病態を理解し、正しく神経学的所見が取れ、診断できる。
  2. 筋電図、神経伝導速度、誘発電位、脳波検査を見学し、検査の意義を学ぶ。
  3. 基本的な頭部CTの読影ができる。
SBO−5 リハビリテーションに必要な診察ができる。リハビリテーションアプローチを理解する。
  1. 脳卒中に伴う片麻痺の評価、脊髄損傷の高位診断、筋力、関節可動域の評価法を学ぶ。
  2. 失語、失認、失行、痴呆の評価とリハビリテーションを学ぶ。
  3. 摂食嚥下障害のスクリーニング評価と嚥下造影を見学し、理解する。
  4. 整形外科疾患による障害とリハビリテーションを理解する。
  5. 適切な装具、歩行介助用具、車椅子の処方を指導医と相談して行う。
  6. 歩行障害の評価とリハビリテーションアプローチを学ぶ。
  7. ADL、IADLの評価ができ、それらの向上の為のアプローチを学ぶ。
  8. 神経因性膀胱等の排尿障害を理解する。
SBO−6 全身状態の管理ができ、合併症の治療ができる。
  1. 糖尿病や高脂血症、高血圧などの内科的合併症の治療ができる。
  2. 肩手症候群、関節障害などの治療を学び、ブロック治療を見学する。
  3. 生活習慣病をはじめ慢性疾患を有す患者に適切な療養指導ができる。
 



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