

初期研修プログラム
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選択科研修
- 対象:研修医の希望者
- 研修時期:2年目
- 標準研修期間:1.5ヶ月もしくは3ヶ月、病理科のみ0.5ヶ月
◇救急・ICU研修(3ヶ月)
【研修内容】
- 研修医は「ICU研修医」とし、ICU患者を主治医として担当する。臓器別の専門医がともに主治医として診療に当たる。日常診療は休日の保障ができるよう、グループで診療にあたる。週3回早朝回診を行い、患者の病態を共有する。
- 内科以外の患者の受け持ちは研修医の希望があればおこなう。
- 管理指導医はICU管理医師が担う。患者の病態に合わせて臓器別の専門医と複数の指導体制をとる。
- 重症患者を入院時から継続的に担当する意味で救急外来を週2〜3単位担う。
- ICU患者がICUを退室した場合、他の患者の状態を加味し同一フロア(新館2階、本館2階)に転室した際は引き続き主治医としてかかわることもありうる。ただしその際も新たに重症患者を受け持った際は途中での主治医変更がありうる。
- 一般病棟からICUへ転室した際の主治医については、前主治医と相談し主治医を変更するか、副主治医としてかかわる。
- 上記の主治医の決定、変更などの判断の権限はICU管理医師が持つ。受け持ち患者数はICU患者を1〜2名、ICUを退室した患者を数名受け持つ。受け入れ定員は2名までとする。
【獲得目標】
ICUの重症疾患管理は、全身をくまなく診察し、全身状態をできるだけ正確に把握し、病状の変化を予測することが重要である。また、栄養・輸液管理が極めて重要である。また感染症対策は避けて通れない問題であり、この3点は研修獲得目標の基本的かつ重要な柱となる。その他、循環器・脳血管疾患急性期・呼吸器・消化器・代謝性疾患の重症例を経験する。
GIO(一般目標)
- 全身状態の正確な把握と病態変化の予測をおこないうる力を身につける。
- 重症患者管理中の輸液・経腸栄養などの、栄養管理の力をつける。
- 感染症の予防や早期診断、正しい抗生物質などの使用についての力をつける。
SBOs(行動目標)と方略
SBO−1下記に定める病態・疾患の把握と治療が指導医の指導のもとでできる。
- ARDS・SIRS・DICの病態把握と治療
- 敗血症の病態把握と治療
- エンドトキシン吸着療法の適応と指示・管理
- HD・CHDFなどの血液浄化の適応と管理
- 人工呼吸器(侵襲的・非侵襲的)の治療・管理
- AMIの急性期治療(スワンガンツ・IABP・PCPSなどを含む)
- 心不全の急性期治療
- 呼吸不全の診断と急性期治療
- 脳血管疾患急性期治療および脳外科へ送るべき疾患の把握
- 消化器疾患(劇症肝炎・重症膵炎など)の急性期治療
- 重症代謝性疾患の急性期治療(甲状腺クリーゼ・ケトアシドーシスなど)
- 上記患者に対し患者・患者家族とインフォームド・コンセントの上医療を進める力量
- 上記患者に対し他職種と情報を共有しながら医療を進める力量
SBO−2下記に定める診断・治療技術が指導医とともにできる。
(アンダーラインは必須)
- 輸液管理
- 経腸栄養
- 抗生物質・抗真菌薬
- カテコールアミン・強心薬など
- 麻薬・鎮静薬・筋弛緩薬など
- スワンガンツカテーテルの管理・一時ペースメーカーの管理
- IABP・PCPSなどの把握
- 輸血療法
- エンドトキシン吸着療法の適応と実施
- 急性血液浄化の適応と実施
SBO−3下記に定める画像診断技能を獲得する
- 胸部CT:心不全・ARDS・肺炎・その他の代表的疾患・病態の胸部CT画像
- 脳血管疾患のCTおよびMRI画像
- 肺塞栓症のレントゲン・胸部CT・心電図・エコー
- ベッドサイド心エコー:壁運動評価・肥大拡大の評価・IVCの評価
- 急性腹症の画像診断
- 重症膵炎(壊死性膵炎・出血性膵炎)の画像診断
【評価】
上記獲得目標の到達度を研修期間の中間、終了時に指導医・多職種で行う。

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