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臨床研修1年目の到達と研修医の声

臨床研修1年目の到達を紹介します

 本年度から新しい医師臨床研修制度がスタートしましたが、臨床研修の質については、現在のところお互いに比較するための適切な方法がないため、医学生のみなさんにとって研修の場を選択するのは至難の業であろうと思います。
 ここでは、民医連関西臨床研修センターの初期臨床研修共通カリキュラム(2003年度版)で研修を実施した研修医9名の1年目研修総括から、新医師臨床研修制度の研修到達目標に従って、到達度を掲載しました。


(1).初期研修プログラム

一年次
4月 5月 6月 7 8 9 10 11 12 1 2 3
オリ 総合研修) 外科 救急
二年次
4月 5月 6月 7 8 9 10 11 12 1 2 3
小児科 産婦人科

精神科

選択研修
(内科系・小児・外科系・産婦人科・精神科)
地域医療
(診療所)


(2).2003年度卒の研修医が実施した1年間の研修スケジュール


  4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3
時期   オリ A期 B期 C期 D期
受持患者       1 1〜2 2〜4

4〜5

5〜6
救急外来             見習 同時 ファーストコール 当直
研修
救急研修                 Aチーム Bチーム
外科研修                 Bチーム Aチーム
外来研修                 退院患者
フォロー
見習 外来
研修
検査研修                 腹部エコー      
その他         医療
面接
        外部
講師
医療
面接
     
評価         中間
総括
    中間
総括
OSCE   中間
総括
  症例
発表
最終
総括

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(3).症例経験

 1年目の研修医の受け持ち症例をA疾患(入院受け持ち患者)B疾患(外来または入院受け持ち患者)で集約しました。結果は、2年目でないと受け持ちにくい疾患以外はほぼ経験できています。


A疾患の入院患者としての
経験数(11項目中)
研修医A 6項目31症例
研修医B 9項目40症例
研修医C 7項目27症例
研修医D 9項目37症例
研修医E 8項目20症例
研修医F 9項目27症例
研修医G 10項目28症例
研修医H 9項目36症例
研修医I 10項目37症例
B疾患の経験数
(38項目中)
研修医A 17項目75症例
研修医B 18項目53症例
研修医C 13項目34症例
研修医D 18項目58症例
研修医E 16項目38症例
研修医F 20項目40症例
研修医G 23項目60症例
研修医H 14項目41症例
研修医I 22項目66症例

 経験症例数は1年目では多くて一時期に7名くらいです。多く持ちすぎると患者の問題点を十分掘り下げることや、文献検索などの学習が追いつかず、結果的に「身につかない」ことになります。自分が主治医でなくても、集団でのカンファレンスで他の研修医の患者について病態や問題点を把握することで、受け持ち症例の何倍もの学習ができます。



(4).研修医の声

病院紹介と病院を選んだ理由

花房徹郎 医師

 僕が、はじめてこの病院を見学したのは6年生の春でした。地元の近い関西圏の市中病院での研修を何となく思い描いていましたが、そんなときに出会ったのが耳原総合病院でした。耳原総合病院を見学して、一番印象的だったのは、研修医集団の活気です。病棟や外来で働く先輩研修医の姿が生き生きとしていて、「ここで、自分も同じように生き生きと仕事したい」と思えたのが、この病院を選んだ一番の理由です。「主治医」になって、様々な問題を抱える患者ひとりひとりにじっくりと関われるのも、この病院の魅力の一つです。担当患者は、多くても5,6人で、研修医のペースに合わせて決まります。診断や治療方針だけでなく、その人の抱える社会的問題や家庭環境など、文字どおり全人的に医療に取り組む環境が整っています。指導医の安全なバックアップのもと、主治医として主体的に患者様に関わることができるのです。そのような研修体制の中、病気の勉強だけでなく、患者様の心の声にじっくり耳を傾け、丁寧に関わるという医師として根本にあるべき姿勢も学ばせていただいていると実感している日々です。


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